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応用物理学会 @北海道☆
2026年09月08日~11日

2026年第87回応用物理学会秋季学術講演会シンポジウムにおける招待講演について

2026年9月10日に開催されたシンポジウム「生物機能と地球環境:エネルギーフローから炭素・窒素・物質の循環までの技術改善」(会場:総合教育棟N棟 N102)において、本学変領域参画の研究者らが招待講演を行った。

まず、九州大学の古閑一憲教授による招待講演では「持続可能農業の実現のために:グリーンプラズマを用いた窒素固定」と題して、大気中の窒素を植物が利用可能な形へ変換する窒素固定技術が紹介された。特に、再生可能エネルギーと親和性の高いグリーンプラズマ技術を活用することで、従来のエネルギー集約型プロセスに代わる環境負荷の低い肥料生産や農業利用の可能性が示された。本講演は、食料生産と環境保全の両立に向けた新たなアプローチとして注目を集めた。

続いて、東北大学の魚住信之教授による招待講演では「イオン輸送体の制御による植物の塩・乾燥ストレス耐性の向上」と題して、植物細胞内のイオン輸送体を制御することで、塩害や乾燥といった環境ストレスに対する耐性を高める研究成果が紹介された。気候変動に伴う農業環境の悪化が懸念される中、本研究は農作物の安定生産や持続可能な農業の実現に貢献する技術として期待されている。

両講演とも、生物機能を活用した環境・農業分野の課題解決をテーマとしており、地球規模で求められる持続可能な資源循環や食料生産システムの構築に向けた、本研究領域からの最新の研究成果を広く発信する機会となった。また、活発な質疑応答が行われ、関連分野の研究者との有意義な学術交流が図られた。

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